2014年4月22日星期二

最後にCL出場を逃した日



デイビッド・モ イーズ監督の解任が決定し、暫定的にライアン・ギグスが指揮を執ることとなったマンチェスター・ユナイテッド。内容に乏しいサッカーで、タイトルをひとつ も獲れず、さらに来シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権すら取り逃がしたのだから、それも仕方がないだろう(この時期の人事には疑問符も付か ないこともないが……)。

 ユナイテッドのCL連続出場は18で止まった。90年代に始まったクラブの栄光の時代を語るうえで、CLでの勇姿を忘れることは絶対にできない。「バス ビー・ベイブス」による初欧州制覇から31年後の1999年、歴史に残る「カンプ・ノウの奇跡」で2個目のビッグイヤー(優勝トロフィー)を獲得し、 2008年にもチェルシーとの英国対決をPK戦の末に制した。それ以外にも語りつくせないほど多くの伝説を、「赤い悪魔」はこの欧州最高の舞台で創り上げ てきたのである。

 18年間出場し続けたということは、前回出場権を逃したのは19年前のこと。それは劇的な最終節を経ての“失望”だった。

 94‐95シーズン、ユナイテッドはブラックバーン・ローバーズとマッチレースを展開していた。そして最終節を迎えた時点で、首位ブラックバーンとユナ イテッドの勝点差はわずか2。最終節の相手は、ブラックバーンがリバプール、ユナイテッドはウェストハム。ともにアウェーでの対戦だった。

 ユナイテッドは勝利が絶対条件。そのうえでブラックバーンが引き分け以下であれば(得失点差でユナイテッドが上回っていた)、逆転優勝が転がり込む。し かし前半、ブラックバーンがアラン・シアラーのゴールで先制したのに対し、ユナイテッドは先制を許してしまう。栄光は大きく遠のいたが、後半に入ると状況 は一変。ユナイテッドがブライアン・マクレアのヘッドが決まると、間もなくブラックバーンが同点に追いつかれたのだ。
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ユナイテッドが最後にCL出場を逃した日
ギグスが暫定監督に。これが赤い悪魔の新たな黄金時代の幕開けとなるか。 (C) Getty Images
 ユナイテッドはあと1点取れば、奇跡の逆転優勝に大きく前進する。

勢いを得た「赤い悪魔」は猛攻を仕掛けたが、ここで立ちはだかったのがウェストハムのGK、ルデク・ミクロスコ。ユナイテッドは、アンディ・コールが、リー・シャープが、マーク・ヒューズが、次々にゴールに迫るが、ミクロスコの牙城が最後まで崩れることはなかった。

結局、あと1点が奪えず、悲嘆の涙に暮れたユナイテッドの選手たち。ブラックバーンが逆転負けしたことが、かえってユナイテッドの悔しさと喪失感を倍増させたのだった。

 当時はまだ、リーグ優勝クラブのみに与えられていたCLの権利は、ライバルの手に渡ったが、当然ながらユナイテッドの悲しみは、プレミアリーグの盟主の座を失ったことによるものだった。

 その後、CLは段階を経て出場枠が拡大していったことで、隆盛を極めるユナイテッドにとって、出場自体はさほど難しいものではなくなっていたが、偉大な記録は18年目の今シーズン、ついに途絶えた。ここからも、今のユナイテッドの凋落ぶりがうかがえるだろう。

 現時点でCL最多出場(151試合)を記録しているギグスを暫定監督に、残りシーズンを戦うユナイテッド。ここから立て直し、2年後に再びCLの舞台に赤い悪魔が戻ってくるのか、注目である。

2014年4月15日星期二

350人が乗船の韓国船が朝鮮半島西南海域で沈没

韓国YTNテレビは16日、乗客350人が乗った客船が朝鮮半島西南海域で沈没したと伝えた。新華社が報じた。

報道によると、韓国の沿岸警備隊が救難信号を受け取り、救助に向かっているという。負傷者がいるかどうかなど、詳しい状況は分かっていない。taobao

2014年4月7日星期一

みんな幹事長「けじめつける」

8億円の借入問題を抱える渡辺喜美・みんなの党代表の去就をめぐり、同党では5日、辞任は不可避との情勢となった。浅尾慶一郎幹事長は同日、横浜市で講演 し、「党としてけじめをつけた上で反転攻勢していく」と述べ、近く渡辺氏に辞任を求める考えを示した。渡辺氏は続投になお意欲を示すが、渡辺氏を擁護する 意見は党内にほとんどなく、代表辞任へ外堀は埋められつつある。

 浅尾氏は講演で、「党として大切なことは一致結束することだ。早急に結論を出す」とも述べた。その後、記者団には「結束する手段の考え方は(党内で)さほど違いはない」と語り、党内で大勢を占める渡辺氏の代表辞任要求に同調する考えを示した。

 浅尾氏は4日、党所属の全議員から意見聴取した上で渡辺氏に電話し、「厳しい声が多い」との党内情勢を伝えるなど、これまで党内の意見を客観的に発信してきた。だが、5日は早期幕引きの必要性を認め、踏み込んだ発言となった。

 渡辺氏は、化粧品販売会社ディーエイチシー(DHC)の吉田嘉明会長から、平成22年の参院選と24年の衆院選直前に計8億円を借りた。うち2億5千万円は党に貸し付け、党は昨年中に全額を返済した。

 渡辺氏は、残りの5億5千万円の使途に関しては詳細な説明を避け、3月27日を最後に党役員会や本会議、記者会見を欠席し続けている。党内では、代表が事実上、不在な情勢を受け、「(渡辺氏は)代表の機能を果たしていない」(若手)との批判が高まっている。タオバオ